私は小学校3年生から大学4年生まで、約14年間バスケットボールに打ち込んできました。この記事では、その長い旅で得た経験と教訓を共有したいと思います。もし、同じ道を歩んでいるか、これから歩む予定の方がいれば、私の経験が何らかの参考になれば幸いです。
14年間の成果
- 高校時代の全国大会出場
- 県内で1位を経験
- 国体選抜
- 現日本代表の馬場選手や八村選手とのマッチアップ経験
- 関東2部の大学へのスポーツ推薦入学
- 大学3年時からのスタメンで活躍
これらは一見すると光る経歴かもしれませんが、私の夢であったプロバスケットボール選手への道は達成できていません。それでも、他の選手よりも突出していると自負できるのは、「努力の量」です。
圧倒的に悪い運動神経
私の運動神経は、言ってしまえばゼロでした。サッカーではボールの上に乗って転倒し、野球では顔面にボールが直撃、さらに走り方も変だと言われました。体育祭の際には、応援団の振り付けを覚えるのにも一苦労。そんな私がバスケットボールで得意とすることは、はっきり言って何もありませんでした。
内向的で遠慮癖があり優しい性格
私は本質的に内向的で、遠慮がちな優しい性格でした。バスケットボールのようなコンタクトスポーツでは、自分から積極的にアクションを起こさなければ、チーム内での存在感は薄れがちです。勝負の世界で生き残るためには、時には相手を踏みにじるほどの気持ちが必要になりますが、それが苦手でした。
基礎基本を教わってこなかった小・中学時代
小学3年生から始めたバスケットボールでしたが、基礎技術をしっかり学ぶ機会はほとんどありませんでした。弱小チームでの活動は厳しく、特に中学時代は1回戦敗退が常でした。多くの人が私を見て「チームのエースだったのでは?」と想像するかもしれませんが、実際は全くの逆。得点を挙げていたのは他のメンバーで、私はその支えにすらなれずにいました。
最後に
私は運動神経が悪かったため、他の人よりも多くの悩みを抱えてきました。また、気が弱く内気だったこともあり、苦労の数は誰よりも多いと思っています。地獄を見た高校時代に挫折を味わった大学時代。今でこそ「才能があったんだよ」「運動神経いいじゃん」とか言われますが、下手くそだった当時の私を知っている人は決してそんなことは言いません。私は「才能とは継続できること」と思っています。逆に言えば、継続できる人はそれだけ少ないということです。
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